リサイクルアート
2025.09.17
6月5日は世界環境デー、環境の日とも呼ばれる国際的な記念日。
日本においては、6月5日に限らず6月の一ヶ月間は「環境月間」となっています。
毎年5月ごろからネットや新聞、自治体の広報誌などには「環境問題」「サステナビリティ」「エコ」というような言葉がやたらと増えてくるような印象があります。
ところで「環境問題」というこの四字熟語、何だかとても難しくて怖いイメージを持ってしまうのは私だけでしょうか。
大気汚染、地球温暖化、エネルギー問題・・ちっぽけな自分一人では到底太刀打ちできない巨大な問題のような気がしてちょっと近寄りがたさを感じてしまうのです。
そこで、自分と「環境問題」との距離を少しでも縮めるべく、この度「リサイクルアート」に挑戦してみました。
「リサイクルアート」とは、使用しなくなったものや廃棄物を再利用して芸術的な作品に生まれ変わらせる活動。平たくいえば「ゴミを使った工作」でしょうか。
「gamoyon Art labo」にはリング製本機がありまして、要は紙に穴を開けてスチール製のリングを通して製本する機械です。


お客様が毎日のようにこの機械で紙に穴を開けリングノートを作られるので、機械のトレーには穴を開けた時に出る紙屑がどんどん溜まっていきます。
トレーにどっさり溜まった紙屑たち、色とりどりの小さな紙片の集まりは私の心をいつもときめかせ奮い立たせてくれます。
それはとてもゴミとは思えない美しさなのです。


これらの拙作は「リサイクルアート」や「クリエイティブリユース」とかいうものとは程遠いですが、自身が環境問題に意識を向ける第一歩になりましたし、何よりモノヅクリを楽しめたのでとても有意義なものとなりました。
これからも身近で生まれる廃材たちに意識を向けつつ、少しずつでもそれらに新たな息吹をもたらして行けたらいいなと思っています。
そして、いつの日か弊社で「紙のリサイクルアート展」が開催されることがあれば出品したいと思います。
by hara